クルマ」カテゴリーアーカイブ

My z33 with 20 inch wheels

My Z33 Version ST

ガレージで眠ってた深リムの20インチホイールを、この夏、久しぶりに履いた。
丸2年履いてた純正の18インチ(後期型)に噛ましてたワイトレ・・・
言いたくない理由で壊しちゃったから、なんだけど・・・。

走れない道や、入れない店があっても、20インチは別格だ。
フロント235/30、リア255/30だから、スペーサーなしでツライチに決まる。
車高短なんて、もう死語なんだろうけれど、笑いたいヤツは笑え。
やっぱり、コレがいい。
もし、今、苦手なものがあるとすれば、それは、路面のキャッツアイだけだ。

ずっと気になっていたフロント側を、今までより1cm下げた。

車輪止めを噛まし、覚悟をきめてジャッキアップ。
タイヤを外し、ホイールハウスに潜り込んで(今、地震 来るなよって祈りながら)、
車高調のネジ部分をナイロンブラシでキレイに掃除して・・・
固く締まっているロアブラケットのロックシートを舐めないように弛めて、
車高を下げたい分だけ、そうミリ単位で、このロックシートを上げておく。
次に、その上側のスプリングシートを時計回りに回転させて、
一緒にまわるショック本体を、ロアブラケット内に落とし込んでいく・・・。

この作業をする度に、必ず、思う。

オレはバカなんじゃないか・・・

自己満足のための、わずか1cm。

センターコンソールには、スクリーンが2つ、縦に並ぶ。
ここから見える風景が、たまらなく好きだ。

ここから先は・・・ もし、よかったら、
リンク先の音源、聴きながら読んでもらえないかな?

うん。今は、もう、古いクルマさ・・・
欧米なら、NISSAN 350Z って呼ぶのかな・・・。
日本では、FAIRLADY.
そう、フェアレディ Z33.

カタログで初めて見た・・・、あの日から
恋焦がれた、コックピット。

バケットシートに身を沈めて・・・
ステアリングを握る時は、いつも瞳を閉じてしまう。

・・・

FAIRLADY・・・
君が見える気がするんだ・・・。

バイクを眺めてるシーンを別にすれば・・・
こんなに、ドキドキする、空間はここしかない。

そうさ・・・ 僕のいちばん、好きな場所。

出会った、あの日から、変わらない
バケットシートの香り・・・

My FAIRLADY

z33。

きみが機械だなんて、僕には思えない・・・

RZ34は見たこともないし、z34には興味がない。

z33が好きだ。

死ぬまで、大好きだ。

燃費も最高さ☆
3.5Lのエンジン、気持ちよく回して、これだけ走れば上等でしょう?

6MTだけど・・・
気持ちよく走れるのは、3速まで。

一般道で、VQ35DE エンジンのトルクを楽しむには、3速が限界じゃないかな・・・。

でも・・・、こんなに凄いエンジンが市販されてる、この国が・・・好きだ。
この国に生まれて、ほんとうに、よかった・・・。

グラマラスなリアビュー。マフラーは柿本改。

トランク部分の造形は、『美しい』の一言に尽きて。
このかたちに決まるまで、どれほどの葛藤があったことだろう・・・。

最高のデザインじゃないか。

きみの名は、フェアレディ

美しい お嬢さん

なんて、いい、響きなんだろう。

僕の・・・最後の1台。

My FAIRLADY

僕の z33。

約束だよ・・・

お互いの命、ある限り・・・

きみと、いつも。

そう、 いつまでも・・・

走ろう!

To Be Broken

その一瞬で、君に夢中になったんだ。
今でも、忘れない・・・。
初めて君を見た、あの日。

あれから、もう20年が過ぎた。

カタログを手にしただけでうれしかった。
毎晩、何度も、眺めた。

思い出のカタログは、今も、手元にある。

開発責任者を務めた湯川伸次郎さんが、『2002年、「奇跡の名車」フェアレディZはこうして復活した』(講談社+α新書)を出版してくださった。

こんなすごい、ハードカバーのカタログが、タダで、何冊ももらえた理由を
ずっと知りたかった僕は、湯川さんの本を、即日、入手して読んだ。

命を削るような苦悩の中で、湯川さんがご自身と戦ったことを初めて知った。
僕の中で、謎だったことは、全部、「感謝」に変わった。

Yearモデルを出すってことすら、とてつもなく大変なことだったんだ・・・。
僕はずっと、ドキドキしていただけ・・・だった・・・のに。

振り返れば、僕のクルマ人生は NISSAN とともにあった。
初めて乗ったクルマは Skyline Japan(譲ったトモダチが今も乗ってる)。
その後の430セドリックも、思い出は深いけれど・・・、

人生の1/3をともに過ごした z33 は、「最高のパートナー」。
彼女は酔って吐いたりしてたけど、それは僕の運転のせい。

君のカタチは「スポーツカー」の Rule そのもの。でも、その輝きは・・・ 違ったんだ。

Rule is existing.
それに頼りそうになる時もあるけど・・・

君が教えてくれた輝きは・・・
To Be Broken.

君こそが・・・
Best of The Best.

z33
いつも、君と。

今も・・・
そして、 いつまでも。