返信しなかった メール

返信。

・・・しなかったこと、なんて これまで 一度もなかった。

でも。

なぜかな・・・

今回だけは、返信 できなかったんだ。

騙された わけではない。

利用された?

そんな気がしないでも ない。

きみ が しあわせ なら いい。

それで いいじゃないか・・・ って

自分に言い聞かせながら

重い荷を担いだのは2日前の朝だった。

崖を登り

湿原を歩き

高山植物と美しい湖を見た

さらなる高みへ

長いトラバースを越え

水のない沢を登り

乳色の雲の中に約束の場所を見た

満天の星空

銀河を切り裂いて 飛ぶ 人工衛星

白鳥座の Northern Cross は

懐かしく 南 を伝え

吹く 涼やかな風は夏を宿し

また崖を登り

花々が咲く湿原を渡り

2つめのピークを越えて

ここへ戻ってきた

そして 思ったんだ ・・・

オレが死んだ後も、

世界は こんなにも美しいんだろうな ・・・ と。